鉄コンよろしく冬はやたらと差し込んでくる。薄着だった所為か。
言葉が悪いかもしれないけれど、ふと、『そういえば隣に誰かいたような気がする』そんで『ふたりで歩いていたような気がする』と、思ってしまった。いやなに、風化したり、忘れてしまったわけではないのよ。ただ無防備だとこうも差し込まれてしまうのかっていう話なのですよ。

ここんとこ数年で一番寒い冬になってしまいました。早く帰ってきて欲しいものです。

エリ・エリ・レマ・サバクタニ 通常版 [DVD]

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最初の一時間は監督なめてんのかと。そのあと30分は少しのめり込んで、ラストの描写でまた少し憤慨。エンタテイメントではないなと。ただメッセージとしては好きだなと。立派な作品だとは思います。ただキャストが豪華なだけにそれなりの収益も見込まねばならなかったのか、宣伝とは大きく離れた内容になっていたと思う。もったいないといえばもったいない。
キルケゴールだったか、絶望とは死に至る病であるとか。『だって病気なんだもの、死にたいはずないじゃない』って叫んだ時に、意識とは別に自殺を選んでしまう瞬間ってどんなんなんだろうと思った。音がそれの栄養になると言う。調律も音階も無視したその音にのみ打開策があるということ。ってなポイントには強く引かれた。監督はチープに仕上げたかったに違いない。じゃなきゃちょっと厳し過ぎる。あとエモり過ぎて少しクドい。