言葉レンタル

『悪い人ではないの、愚かなことをしただけなの』てなことばが全てかなと思ったけど、ちょっと違うかなぁって思って、バベルの塔のことを少し探してみると、必ずしも神に近付こうとしたから云々、なんて記述が多いわけでもないみたい。そうか。そうなのか。
演出は凄く好みで、問題になったシーンも、少し構えて見てしまっていたからかもしれないけれど、逆に凄いなぁと思ってしまった。てゆかあんな場所あんのか。かなりVJ金かけてるな。でも大正解よね、あれ。

コロコロ変わる時間と場所に不条理過ぎるなぁなんて思ってたけど、最終的にはまとまったんだろか、な。なんだか日本的な感じもするけど。『ああ、バベルか。』てな具合には思えた。けども最初の日本の描写が限りなく大陸的なものに近くて、やっぱりあっちの人には日本は、現代日本人はあんな感じにしか写ってないのかもなぁとも思った。てゆか絵にし易いんだろうな、あの感じが。日本人は違和感覚えたんだろね。凛子さんは海外受けするタイプで、日本映画にはまるきし向いていなさそう。てゆか好みの話もあるんだけど。だけどもステレオタイプ日本人(本当は違うだろけど)として世界を舞台に頑張って欲しいですね。

逆に考えると、今日日日本で流行っている女優さんら(極日本的)はやっぱりロリータ系の匂いが拭えないみたいですね。かくいう僕も『ガッキーやべぇ』とか思ってしまっているし。こゆのの根本にアニメがあるとしたら、今の日本の美的感覚もいつかは海外に流入されてくいものなのかしらね。

ともあれ、意外に面白く、ちょと考えてしまう映画でした。嫌いな人は嫌いでしょうな。ひとつベクトル間違えるとSAYURIみたいになってしまいそうです。