てか写真

所謂事実から始まって、そこをもとに自分の意志を追加して作り上げるもの。
所謂事実のみを忠実に再現し、記録と記憶をなるべく近くに居させるもの。
所謂事実。五感を通して得た情報が全て平等ならば全てが全て所謂事実に依拠している。
忠実に再現、とはいえそこに個人の想いが混在し得ないとは言い難い。が、情報として成り立っている向きもある。あれとこれとは別よ、と言い放ってしまいたいけれど、どうにもそれを明確に分け隔てる要素が無いような気もする。なんだか全てに応えようとして生み出されたものは逆に全てから空転してしまって、すごく面白い写真になるんじゃないかなぁなんて、弱く思ったり。好きじゃないんだけど。好き嫌い激し過ぎるんだけど。なんかあんだって。なんかがまだあんだって。絶対。

伝われ!というよりも伝わる。ほうが良い。伝われ!なんて言うんだったら、むしろいっさいがっさい足下からすくいあげてやりたい。気が付いたらここにいた、みたいな。そんなんやりたい。