AM1:16  BGM;ユニコーン ベスト

ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーン

ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーン

姉が好きでよく聞いていた音源。自分が今も奥田民生のことが好きなのの一因。と言っても今ほど良い具亜に力が抜けているわけではないけれど。新しい曲を重ねる度に奥田民生の世界が少しずつ変わってきて息苦しそうになって。そんなバックグラウンドがあるからこそ今の奥田民生が好きなんだろうなー。なんて思い返してしまう音源。しかし懐かしい。発売当初俺10歳じゃん。


居酒屋から帰ってきて少し飲み直し。部屋の掃除をしたら懐かしい音源を発見。少し聞く。明日の今頃は僕は汽車の中、ではなくて実家。恐らく父親と近況を話し合ったりしているんだろう。春に帰った時に聞かれた『10年後もしくはそれ以上経った時お前は何をしているのか』という質問にやっと答えられそうだ。試験期間中は案外暇で自問自答する時間が多かった。それのお陰で少しだけ自分の将来の見通しを立てることが出来た。何回か胃が痛くなったけれどともあれ良かった。まだ不安はあるけれど先が決まると凸凹した道も幾分か歩き易い。


試験期間中暇だったせいで色々な場所に行けた。殆ど便乗でなのだけど大台ケ原と生駒山に行ってきた。全然関係無いなーなんて思っていたけど少しだけ自分の中で接点があって驚く。まず大台ケ原。確か大阪と和歌山?に挟まれた三重県の南端に位置する標高1600㍍前後(だったような)ちょっとした山。夜中11時に京都駅を出発。夜中3時過ぎくらいに大台ケ原の駐車場に着く。そこから日の出が見える丘まで30分程度歩く。明かりは全く無く、途中で購入を勧められた懐中電灯が役に立つ。もしあれがなかったら足を踏み外していたかもしれない。そのくらい真っ暗な道。4時くらいに目的地について日の出を待つ。ちょっとした小屋があってそこで風をしのぐ。夏と言えど山の気温は低く半袖では寒いくらい。星がたくさん見えてきっと綺麗な御来光が拝めるに違いない、なんて考えていたけれど遠くの山で雷が光りだしてだんだんと重そうな雲が頭上を覆う。もしかして雨が降るのかー、と考えながら待つこと1時間。なんとか天気はもって雲の隙間から太陽を拝む。夏場のせいか雲は重く下には雲海が広がっている。雲海を見るのは中学生以来。いつみてもこの手の景観は神々しいもんだなー、と思いながら違う場所へ移動。野生の鹿を眺めながら天敵の蜂や虻から逃げながら切り立った崖に行ったり神々しい沢に行ったり。毎夜毎夜酒に浸っていた自分としてはちょっとした山のアップダウンも厳しく。息切れ切れで出発地点の駐車場に着いたのは朝8時頃。キツかったけれどそれなりに得るものも多かったプチ登山だった。


生駒山は完全に自動車での移動。夜景を見たり寺に行ったり。寺と言っても神仏習合の場所。どうやら役行者が開いた山だとか。真言宗。そこが意外。というのも今授業で山岳信仰をやっていて、それが聖護院のお坊さんを招いての授業であって、聖護院は天台密教のお寺さん。そこで役行者を知ったからてっきり天台宗山岳信仰とゆーよーな構図が出来てしまっていて。だけどよく調べてみると真言宗天台宗山岳信仰の行を修行のひとつとして考えていたようで。これはこれだからこれ以外は違います、みたいな考え方はまるきり見当違いだったみたい。だけどもどこかで読んだ本で天台宗はどこか真言宗を敵視(この表現は絶対に語弊があると思うんだけど)してるー、みたいなことが読んだことがあって。そうでもないみたい。だけども確か天台宗には両界曼荼羅の概念は無かったような。うろ覚えだけども。まぁそんなところに行ったんです。


んでこの二つの接点は、大台ケ原は9月末に授業で行く大峰山に近かったことと、生駒山役行者が開いたものだと言うこと。結構遠い線で繋がっているけれど、全く接点が無いわけじゃない。なかなか稀有な体験してるなーなんて自分を納得させている。ともあれ大峰山に行くのは楽しみ。修行を体験できるのも貴重なことだし。


まだまだ色々あったと思うんだけど思い出せないのでやめておきます。
ともあれ明日は実家。実家に帰ったら靖国神社、富士山、葛西臨海公園江ノ島本島、鋸山、等等、時間が許す限り色々な場所に行こうと考えています。


*あとで調べてみたところ聖護院は別に天台宗を主としているわけではなくて、山岳信仰を中心としているみたい。役行者とか修験道が中心らしく。まだ分からないとこが多い。予備知識が少な過ぎた。書き込みがあったように大台ケ原は奈良だとか。あそこらへんよくわかんない。もう。