宝石

あんま考えたく無いんだけど。

宝石なのか。宝石だったのか。

あの時の思いが懐かしいだけなのか。それだけ鮮烈な思い出があったのか。瓦解したから、衝撃を受けたのか。どんだけ考えてももう分からないんだけれども。分からなくなってしまっている。同じことがあったとして、同じ様になるのだろうか。そうとはなかなか思えないのだが。災害の規模を見て町の規模を知るのは馬鹿馬鹿しいなあ。けどもそうならないと分からない自分の方がもっと馬鹿みたい。

今も昔も与えられるものを消費して、それを転化しているだけ。実際自分が何かを生み出していることは少ない。それで良いとすら思っている。それで保たれる関係は暫定的なものだな。


色んな音とか映像とかにこびりついた思念を反芻しながら天を仰ぐ。その行為ってのは何も生み出さない。それに浸る時間があってこそのもので、それが限られた時間としか結び付かなくなってしまったのならば、なんだかとても有害なものに思えてしまう。嫌だな、こういうの。